ポンド・ブレグジットのスケジュール 2019/12/02 新語・流行語大賞

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EU離脱の問題点

2019年12月2日に発表された新語・流行語大賞の年間大賞に、ラグビーW杯で日本代表がスローガンにしていた「ONE TEAM(ワンチーム)」が選ばれました。ラグビーW杯出場メンバーには、「1つの国」であるイングランド・スコットランド・ウェールズと、「燐国」であるアイルランドがありました。

今回は、英国のEU離脱、ブレグジットのはなしです。

残念ながらスポーツのはなしではありません。スポーツネタは大好きなのですが・・・。

YouTube リンク https://youtu.be/SNgm1h_lNWs

2019年12月12日イギリス総選挙でのボリス・ジョンソン首相の勝利でブレグジットが決定付けられたのですが、スコットランドがこれからもイギリスに留まり続けるのかという問題を鮮明にしたのも事実です。ジョンソン首相は「1つの国」としての政権を約束しましたが、イギリスの選挙結果をまとめた地図はこの国がこれまでになく政治的に分断していることを示しているとも言われています。

スコットランドの経済は北海油田から得られる石油と、金融関連分野に支えられています。スコットランドは海外企業の進出を受け入れ、EU向けの輸出などを増やしていくことが不可欠です。英国とともに孤立の道を歩むより、税負担や人々の流れを考えるとEUに残留する方がメリットは多いと考えるのもうなづけます。

同じことが北アイルランドにもいえます。北アイルランドの隣国であるアイルランドでは法人税率を12.5%とEU内でも低い水準に設定し、グーグルやアップルなど多くの多国籍企業の進出を受け入れてきました。 その結果、首都ダブリンには多くの国の企業が拠点を構えています。リーマンショック後、財政危機に陥った局面もあったがアイルランド経済の回復は欧州各国に比べて早いと言われています。これはEUに加盟し、ヒト・モノ・カネの自由な移動を重視した結果と言わざるを得ません。こうした経緯を踏まえると、北アイルランドが連合王国から離れてEU残留を重視するのは、現実的な発想といえるのではないでしょうか。

次に、ブレグジットのこれからの流れを簡単に確認します。

2020年1月9日 英下院は欧州連合(EU)からの離脱(ブレグジット、Brexit)関連法案をついに可決しました。

2016年6月23日 EU離脱の国民投票実施から3年半の歳月がすでに経ってしまいました。

2020年1月30日に正式にEUとの離脱を決定したあとは、EUとの協議を重ねます。そして、EUへの申請期限である2020年6月30日までに協議がまとまれば、本格的にEUを離脱する運びとなります。

最後に近時のチャートを簡単に紹介します。相場のポイントは、2019年10月10日に行った、隣国アイルランドとの首脳会談と2019年12月12日の総選挙開票です。

英国は、2020年1月31日に予定通りEUを離脱するでしょうが、まだまだ様々な問題が残っています。つまり、これからも根底にある英国の問題を頭に入れつつ相場を見ることがポンドのトレードにとって、非常に大切であるというはなしでした。

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