米長期金利とCME取引所(先物金融取引所)2020/02/25

為替・金融・時事情報

米国債10年利回り

2020年2月25日 / 11:30 

米利下げ観測浮上で長期金利は過去最低更新へ、ロイターの記事です。

24日の金融市場は、米連邦準備理事会(FRB)が新型コロナウイルス流行による経済への影響を和らげるために利下げを余儀なくされるとの観測を織り込む動きとなった。

CMEのフェドウォッチによると、フェデラル・ファンド(FF)先物取引では7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも0.25%ポイント利下げする確率が約85%に上昇。1カ月前の時点では50%だった。2021年序盤に期限が到来する各限月が織り込むFF金利の誘導目標は約1%かそれを下回る水準となっており、現在の水準(1.50─1.75%)からの引き下げを示している。

今回は、米長期金利とCMEの話です。

You Tube リンク https://youtu.be/R5DcKs9GHVU

今回の話のポイントは、長期金利が過去最低の更新が続き、先物取引所のCMEの判断では、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも0.25%ポイント利下げする確率が約85%に上昇したことです。

もう少し平たく言えば、先物市場で7月の政策金利の0.25%引下げは85%の確率で行われる、ということです。

米国の利下げの思惑がさらに広がれば、米10年債利回りは2016年7月6日につけた1.3200%の過去最低水準を下回ることになるだろうと考えられています。

米10年債利回り週足チャートの赤矢印の位置が2016年7月6日の過去最低水準です。

FOMC はQEの終了、利上げを行いました。しかしながら、2019年に入いり、景気鈍化懸念に対する予防措置として7月と9月、10月と3回の利下げを行いました。

つまり、FOMC はQEの終了、利上げをする、つまり出口戦略は続けるものの、予防措置として3回も利下げし、隠れQEと呼ぶ金融緩和を、既に行ってきた訳です。

米10年債利回りはFOMCの政策金利利下げに遅れて3%台に突入しましたが、2019年11月から急落の動きを示します。つまり、米国株が高くなり、国債の買いも3か月続いています。米国の隠れQE、金融緩和を見た海外の大口投資家が、国債を買いたくなって、利回りが低下しました。

また、現場では、新型コロナウイルスの影響で、株価の急落が起り、一時的に株式市場からお金が流れ出しました。少し安全資産といわれる国債にお金が流れただけで、米国の金融緩和が第2段階は、まだまだ続くと考えれます。

話をCMEに移します。

CMEとは、シカゴ・マーカンタイル取引所のことであり、国際的市場として24時間稼動しています。世界最大の先物取引所で、金利、株価指数、外国為替、農業品の先物と先物オプションの総合金融先物取引が行われています。

為替の世界では、IMM通貨先物ポジションと呼ばれる同取引所の通貨先物ポジション推移が有名です。この数値はヘッジファンドなどの投機筋のポジションを示しております。

また、似たような名前である、シカゴ商品取引所(CBOT)との区別が必要性であり、習慣的に表題(CME)のような訳語となっています。

CMEの取引システムについては、先物・オプション取引への接続を世界に提供する電子取引プラットフォームの「CME Globex(グローベックス)」を提供しており、また取引の清算・決済については、世界最大のデリバティブ取引清算機関である「CME Clearing」によって行われています。

電子取引プラットフォームとか、デリバティブ取引清算機関など、説明を聞いてもまるで解りません。世界一の先物取引所が、CME、シカゴ・マーカンタイル取引所であることは間違いありません。しかしながら、CME、シカゴ・マーカンタイル取引所は世界標準では無く、一つの企業であるということを忘れては成りません。日経225先物も間借りしているに過ぎません。何処かで何かが起これば連鎖します。

今回は、○○金利、○○取引所という言葉や、米長期金利、CMEという指標や企業も、ひとつ、ひとつのものである、というお話しでした。

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