民間資金供給とドルインデックス 2020/03/15

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コマーシャル・ペーパー(CP)復活とドルインデックス100P

2020年3月15日 / 15:55 ロイターの記事です。

米FRB、CP市場支援措置発表の可能性 

バンカメ、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)のアナリストらは、米連邦準備理事会(FRB)が15日夜にもコマーシャル・ペーパー(CP)市場の流動性支援に向けた措置を発表する可能性があるとの見方を示した。

今回は、民間の資金供給についての話です。

You Tube リンク https://youtu.be/zsuRCqQlZoA

コマーシャル・ペーパー(CP)とは、企業が短期で資金調達するための、無担保の約束手形のことです。企業が直接金融で資金調達するという点では、社債と性格は同じです。 社債の償還期間は通常1年以上で、有価証券取引法上は有価証券として規定されます。

バンカメのアナリストらはリポートで、FRBが発行体から直接CPを買い取るコマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティーと、FRBがディーラーからCPを買い取るコマーシャルペーパー・ディーラー・パーチェス・ファシリティーを発表すると予想しました。FRBは2008年にCPFFを導入した経緯があります。

アナリストらはこれらの措置について、今後数日間に生じる可能性のある短期金融市場から発生する、大量の資金流出を和らげることが狙いになると指摘しています。

また「プライムMMF(マネー・マーケット・ファンド)からの資金流出が迫っているとみられ、ファンドはそれに伴いCP売却を通じて資金を調達する必要性が生じると予想されることから、FRBが15日夜にこれらの措置を打ち出すことが不可欠だ」との見方を示しました。つまり、投資家・ファンドの流動性供給危機感からFRBに駆け込んだと考えています。

次も、ロイターの記事です。2020年3月18日 1:49

FRB、CP市場への流動性供給プログラムを復活-資金調達を支援

米連邦準備制度理事会(FRB)はコマーシャル・ペーパー(CP)市場を通じた米企業の借り入れを支援するため、金融危機時に導入したプログラムを復活させる。新型コロナウイルス流行の影響で、CP市場が「著しく圧迫されている」ことが理由。

17日の声明によると、FRBは財務長官の承認の下、CP資金調達ファシリティー(CPFF)を設立する。財務省は為替安定化基金(ESF)を用いて、100億ドル(約1兆700億円)の信用保証を提供する。ムニューシン財務長官は別に発表した声明で、「CPFFで短期の信用を供与し、この困難な時期における米企業の財務管理を支援する」と説明した。

ロイターの記事が確かであれば、数日でFRBのコマーシャル・ペーパー(CP)支援を整えた訳です。そして、その直後に中央銀行による追加協調流動性供給が発表されました。

つまり、中央銀行の流動性供給だけではマーケットは不足する、民間のドル資金も必要である、との認識を共有したという訳です。我々一介のトレーダーには計り知れない、債券に組み込まれたAIの暴走や、これから個人を含む投資家の債券解約が続くことを示唆していると考えています。

ニューヨークマンハッタンのミッドタウンにある、銀行の100ドル札がすっかり枯渇、なんてニュースも出ています。次に向かう可能性のある最悪の事態は、銀行など市場仲介業者から途方もない量の資金が流出、枯渇して、「銀行の血液が止まる」事です。すなわち、リーマンの再来です。

個人的な考えで言えば、現状の素早い協調流動資金供給や国家による金融緩和QEが実行されていますので、新型コロナの収束に伴い金融についても落ち着いてくると考えています。金融においては、今年6月末の合意なきブレグジット期限到来の方がインパクトがあると感じています。

今回は、民間の資金供給とドルインデックスの100ポイント突破という話でした。

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