アマゾンの赤字とナスダックの株価 2020/05/01

為替・金融・時事情報

2020年5月1日 6:21 ブルームバーグの記事です。

アマゾン4-6月赤字になる可能性-新型コロナ関連費用増大

米アマゾン・ドット・コムは1-3月(第1四半期)決算で減益を発表するとともに、4-6月(第2四半期)は赤字になる可能性を明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大で物流業務の円滑な運営を維持するための支出が増えていると説明した。

You Tube リンク https://youtu.be/vanb0GRvbTs

最初に記事の抜粋から説明します。

アマゾンは、3月中旬に始まった採用拡大と倉庫で働く従業員向けの危険手当として臨時の時給2ドル引き上げのコストが、最終的に約7億ドルに達すると説明していた。安全な業務遂行に向けた多額の支出は当局への強力なメッセージといえる。

アマゾンはコロナ禍のかなり初期段階で臨時自給を提供するなどの対策をしていました。そして、アフターコロナで株価が上昇している企業でもあります。

アマゾンが上場している株式市場はナスダックです。1971年以前は実物の紙が株式として使用されていましたが、コンピューターネットワークによる、電子株式取引が可能になった画期的な証券市場システムを導入された市場がナスダックです。ナスダックは、ニューヨーク証券取引所と比較し、赤字企業でも上場が可能になるなど株式登録の基準が緩やかに設定されています。

総売上と営業利益率を見て解る通り、アマゾンも起業以来数年間、赤字が続いた企業です。

ナスダックには、上場している銘柄の時価総額に、時価総額加重平均型指数を基に算出した数値である、ナスダック総合指数があります。

また、金融銘柄を除外した時価総額上位100銘柄に限定し、時価総額加重平均型指数で算出した数値である、ナスダック100指数という指標も存在します。

ナスダック総合指数はナスダックに上場している海外企業も指数に組み込まれるため、世界中の新興市場のベンチマークとして注目されています。ナスダック100指数の先物は、シカゴにあるマーカンタイル取引所にて取引されており、ナスダック100指数やS&P 500を注視することにより、世界を代表する企業の株価を把握することができます。

未来の投資のために赤字は厭わない企業として有名なアマゾンですが、ITバブル後には、1999年末から2000年末にかけて、株価は90%下落しました。最安値が15ドルまで下落しましたが、2020年5月8日現在の株価は2637ドルです。

ナスダックはインターネット関連などのベンチャー企業が多いため、市場から消える企業が多いのも特徴です。そのため、ハイリスク・ハイリターンな銘柄が多い市場としても認識されています。

ナスダック100指数6月とアマゾン株価を表示しました。コロナ禍においても堅調に推移していることが解ります。アマゾンのおいては高値を既に大きく更新しています。

ナスダックについては、それ以前に隠れQEとして意識され、金融緩和からニューヨークダウと比べても上昇が著しい株価につながった、2019年10月30日の株価は既に戻され、最高値も視野に入ってきました。

2019年10月30日パウエル議長は記者会見で、景気悪化に先手を打つ「保険」としての利下げが「経済を大きく支え、今後も支え続ける」と強調しました。米中貿易協議が部分合意に達したことで、景気へのリスクが後退したと語り、「現在の政策スタンスが適切である公算が大きい」としました。たった6ヶ月前に、金融緩和をいったん停止する可能性を示唆しました。

今回は、アマゾンの赤字と米QEの拡大、そして米中対立の再燃が今起きていることが現実だ、という話でした。

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